平成29年8月27日週報より

私達の心の底にあるものはなんでしょう。自分自身への愛でしょうか、隣人への愛でしょうか。「心の底に横たわっているもの」それは、人間の本質とも言うべきものですが、実は、自己愛に過ぎないと言う事が、発見されなければなりません。これは、キリスト教の一番大切な、根本的な事なのです。私達の本質は、自分自身しか愛していない、隣人を愛しようとするのも自分自身を愛するためにすぎない、と言う事に気がつかなければなりません。これが、罪の発見と言う事であり、これを原罪と言います。自己愛が原罪であるように、それほど深く、隣人を愛せよと、主は言われるのです。

「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」と言う第二の戒めもそれと同じように大切です。〔マタイ22章39節〕

〔金田福一著 霊想の糧より〕