平成30年10月7日週報より

救われた後に罪意識を持つことは、間違ったことだと言う考えを、多くの教会が持っています。しかし、実際は、どんな聖徒でも、死ぬるまで罪を犯すのです。この点が、しっかりと教えられないものですから、多くの偽りや、つまづきが起こるのです。聖徒も死ぬるまで罪を犯すということは、どんな人間も、死ぬるまで欲望が残るということです。どんなにきよめられた老人でもです。恵まれた宗教経験は、意識しない高ぶりの開始なのです。自らを誇ったり、他の人を裁いたり、軽蔑したりという罪は、意識せずして犯すのです。この点において、厳しく悔い改めることの出来る人こそ、聖別された人です。

 立って、父のところに行って、こういおう。「お父さん。わたしは天に対して罪を犯し、またあなたの前に罪を犯しました」〔ルカ15章18節〕

〔金田福一著 霊想の糧より〕