信仰は、イエスさまのお力に対する信頼であるだけでなく、イエスさまとの間に心の交流をもたらすものです。ルカ伝の百卒長はしもべのいやしをお願いしながら、「おいでくださいませんように」と、使いに言わせました。私は彼の信仰がどうしても理解出来ませんでした。「ただ、お言葉をください」と言い、神の権威の下で、自分にも与えられている権威に驚いた彼の信仰告白をイエスさまは激賞されました。「どうでもおいで下さい」といわないで、ご来訪を辞退して「ただ、お言葉を」と言った百卒長の、イエス様に対する信仰は、実は深き、イエス様との心の交流であったのです。
主よ。わざわざおいでくださいませんように。あなたを私の屋根の下にお入れする資格は、私にはありません。〔ルカ7章6節〕
〔金田福一著 霊想の糧より〕