パウロだけでなく、主にあるものは、主から与えられた「今」という時を、大切にいたします。それは、悲しみ嘆き、泣き言を言う時でなく、神の恵みをほめたたえ、感謝が口から洩れるときなのです。「今」を、そのチャンスとして、生かして用いよと、パウロは言うのです。いつから、そのように、「今の時」を克服できるようになったのでしょう。それは、主が来てくださった時からです。主のお救いに預かり、私と言う人間を、変えて下さった時からです。それまでは、悲しみや、不幸の中に、主がおいでにならなかったので、泣き言ばかり、つぶやきばかりの、毎日だったのです。
今の時を生かして用いなさい。今は悪い時代なのである〔エペソ書5章16節〕
今の時を生かして用い〔コロサイ書4章5節〕
〔金田福一著 霊想の糧より〕