ヨハネの手紙第一4章

 それでは、第一ヨハネ4です。ヨハネの手紙第一のテーマは、神を経験するというものです。神を味わうということです。神を人格的に、個人的に知るというものです。非常に分かりやすい単純なアウトラインももう一度振り返りたいと思います。ヨハネの手紙第一の1章・2神の光について書かれていまして、その神の光を私たちは経験出来ます。神の光を私たちは味わうことが出来ます。3章・4、今日見る4がそこに相当しますが、神の愛が強調されていて、私たちは神の愛を経験出来る、味わうことが出来るという内容となっています。最後の5の部分は、神の命です。これを私たちは体験出来るんです。死んでから体験するのではなくて、既にイエス・キリストを信じたその時点から神の命を、すなわち永遠の命を私たちは生き始めることが出来ます。それはただ不老不死の命というのではなくて、それは全く今までの命とは異なる、質の異なる、クオリティーの異なる命です。なぜならばそれは永遠の命だからです。永遠というのは、時間とは本来無縁のものであります。永遠というイメージは、長いと思うかもしれませんが、永遠の世界に時間はありません。時間の制約はないんです。始まりも終わりもないんです。ですから、永遠というのはこの世が経験するものとは全く異なる、クオリティーの全く違う命です。この命を生きることによって、これまでとは全く違う価値観、人生観、または死生観、世界観というものを持つことが出来ます。全く異なる力を得ます。全く異なる体験をすることが出来ます。そのアウトラインをもう一度思い出して頂いて、今日見るテキストは4ですので、繰り返しますと『神の愛を経験する』という内容であります。(メッセージより抜粋)

Ⅰヨハネ4章