平成31年1月6日週報より

おのれに対する価値と評価への執念は、実にしぶといものです。それはある意味で、根性や反骨でもあるわけですが、なあにひっくり返せば罪にすぎません。その価値と評価を飯の種にして生きてきたまでですが、いまだにそれで、生きていこうとしているのです。その意味で罪意識を飯の種にしてはいけないと思うのです。罪意識からは感謝と慎みが生まれるべきです。しかし、感謝と慎みとを生み出さないで、傲慢を生み出すのは、恩寵を飯の種にした不遜なポーズに他なりません。煮ても焼いてもくえないのが、人間という代物だと言う事です。

 誇るものは、主にあって誇りなさい。    第Ⅱコリント10章17節
 私自身については、自分の弱さ意外にはほこりません。
                       第Ⅱコリント12章5節

〔金田福一著 霊想の糧より〕