牧師は転任して逃げ出すことができます。しかし、信徒は、牧師が気に入らないといって、他の教会に転じることは、主の御旨ではありません。恵を求める信徒から、教会を支え、牧師のために祈る信徒に成長しなければなりません。ここにおいて、信徒を生かし、支えるものは、牧師ではなくて、主ご自身です。聖別されていない牧師の下で、「主よ、いつまで」と泣いて祈りながら、長い長い年月を耐えている信徒が、どれだけあるかわかりません。しかし、その暗い年月も、一挙に報われる時が来ます。耐え忍んだ10年の年月も、一日の輝かしい光の中で、十分に報われる時が来ます。その日を待ちなさい。
〔金田福一著 霊想の糧より〕
