平成30年7月15日週報より

豊かさとは、自分に損害を与えた人の苦しみを理解し、同情出来ることです。自分の損害や被害の意識をすぐに相手への愛やいたわりに、転換できることが、豊かさというものです。それは、生まれながらの、人間性や善意が、おのれをきしませながら作り出して行く事ではありません。キリストを持っていることにすぎません。キリスト者の持っている豊かさとは、キリストを持っていることなのです。それは、キリスト者の心と思いとが、キリストにとらえられ、支配されていることに他なりません。いつでも、無造作におのれを捨て、おのれを他に与え得る自由さは、キリストの力にすぎないのです。

あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、、、、、。〔黙示録3章17節〕

〔金田福一著 霊想の糧より〕