平成29年11月12日週報より

冬が来ます。私達の小さな存在を、打ち砕き、打ちのめすかのような、木枯らしの音と共に、厳しい冬が来ます。ある人は眉を上げて、その身に木枯らしを受止めながら、凛然としてこれに立ち向かうでしょう。しかし、私はそんな勇者ではありません。身をきしませる木枯らしの音を、もう既に聞きながら、次第に弱く、身を大地にかがませるでしょう。時には信仰の友が来ます。明るい光はまだ春かと思わせます。共に祈り、友は去っていきます。ほんとうに私の弱さを知る者は、共に冬を迎える妻と、イエス様だけです。他を祝福するだけの冬が来ます。しかし、また、春が来ます

信仰によって、ヤコブは死ぬとき、ヨセフの子供達をひとりひとり祝福し、また自分の杖のかしらに寄りかかって礼拝しました。〔ヘブル書11章21節〕

〔金田福一著 霊想の糧より〕